死ぬ瞬間まで推してたい

死ぬ瞬間まで推してたい

オタク女がオタク女について考えるブログ

たった一人の神になるー舞台「メサイア ー月詠乃刻ー」を観劇した

(すげー今更だけど!)メサイアの新作を見てきました。

 

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この感想を書いている今、観劇から1ヶ月は経っている今でも、思い出すだけで胸が苦しくなるような、でもとにかく生きなきゃいけないと感じる作品でした。

メサイアは最高…

 

 

※「ネタバレあり」の表記がある項目以外は、ネタバレありません

※「メサイアってよく聞くけどわからんな~」って方は、4つ目の項目だけ読んでください、今からでも間に合います!!!

 

 

 

 

公演情報

公演名 :メサイア月詠乃刻ー

会場  :シアターGロッソ(東京)、メルパルクホール(大阪)

公演期間:2018年4月14日~4月22日(東京)、2018年4月27日~4月29日(大阪)

キャスト:杉江大志、長江崚行山沖勇輝、橋本真一、山本一慶、小谷嘉一、伊藤孝太郎、石渡真修、豊嶋杏輔、西野龍太、三原大樹、内田裕也大澄賢也村上幸平、他

 

messiah-project.com

 

2時間15分休憩なし。

チケット代9,500円(オフィシャル最速先行)

 

雑感

まずは今回予定通りに公演してくれたことに対して、本当に感謝しかないです。

特に今回はいつもよりチケット取るのがとても大変で(理由は知らないけど)、その中で取れたチケットだったので行けるのすっごく楽しみにしていて。それが直前にああいったことが起こってしまってとても落ち込んだけれども、公式の対応がとにかく早くて安心した。 

何事にもやめてしまう理由なんてたくさんあって、それでもメサイアは続いてきた。スタッフの方々、キャスト、そして応援し続けているファンの方々に感謝感謝です・・・

 

 

さて推してる人は出ていないのだけれど、制作がCLIEだった頃からずっと見続けているメサイア。(そういえば最近CLIEの舞台行ってないな~)

前作「メサイアー悠久乃刻ー」が2017年8月だったので8ヶ月ぶりの続編。今回はどうなるかな~楽しみ!なんて気軽な気持ちでいてしまった…

メサイアを観劇するには精神をズタボロにされる覚悟が必要だというのを毎回忘れてしまう…

(なんか食べログみたいだな) 

 

前回は銀河劇場でした。そして今回はGロッソ。

ということは、「オッ誰かが吊られたり飛び降りたりするな!」とワクワクしていたんだけれども、これまた毎回忘れてしまうんだけどGロッソは恐ろしくケツが痛くなるのだ…(人によるかもしれないけど…)

案の定、翌日ケツと太ももが筋肉痛になった。老いかな…

 

席は真ん中の真ん中でとっても見やすかった~!!

Gロッソはワイヤーアクションが入るのもあるけど、その分舞台上に高さのあるセットが作られることが多いのと、席の後ろから長くて急な階段をキャストが駆け降りてくることがあるので、あんまり前すぎると見づらかったりするし今回はちょうど良い席でした。

 

 

今回はいつものグッズ(パンフとかブロマイドとかガチャとか)に加えてトートバッグとパーカー(山田ジェームス武氏デザイン)(以前出演してたけど今作出てない)(愛を感じる)があったので、お客さんの身なりも、もう、メサイアの女たち!!って感じだった。アパレルがあると一気に雰囲気変わるよね~

残念ながら早々に売り切れちゃったみたいでした。

 

余談だけど同じ期間にTDCホールで刀ミュ、東京ドームでKAT-TUNのライブがあってTDC全体が女性でごった返してたのと、特にKAT-TUNも物販で黒いトートと黒いパーカーがあったみたいでそれぞれのお客さん入り混じってたのが面白かった…

(でも東京めっちゃ暑くてせっかくのパーカー着るの辛そうだったのが残念…)

 

ちなみに最速先行でチケット取ると冒頭に載せた写真のブックレットがもらえて、これがまたみんな顔がよくて感謝しました。

 

  

※以降ネタバレが増えます

※個人的な感想です。

 

 

公演に対する感想(ネタバレあり!)

 

先にストーリー以外の感想から!

毎回オープニングがかっこよくて、あの大きめの音量の音楽が鳴ってキャストの名前と役名が投影されてスローモーションでのアクションになるあのオープニング。腹筋にグッと力が入って背筋がピンと伸びてしまうようなあの感じがすごく好きで、今回も楽しみにしてた。

「あれ…こない…あれ…」と思ってたらだいぶ経ってから(30分くらいかな?)きた~!待たされた~!でも今回も最高~!!

 

それと同じくらい、「サクラの鉄の掟を読み上げる行為」が好きなんだけど、今回は序盤ストーリーの説明的な要素で読み上げられて、その声が、なんと、出演していない井澤勇貴さん(有賀涼役)のもので。

クソ~~!!やられた~~!!って感じ。

メサイアはすべてのオタク心を揺さぶってくる…

ナイトメアのビジュアルといい設定といい…オタク…そういうの好きだからさ…(主語デカクソオタクでごめん)

 

 

ここからストーリーについての感想。

前回の悠久乃刻は、明確に「有賀と加々美の卒業ミッションを目前にして有賀がかつて所属していた組織がサクラたちに迫る」というストーリーが提示されていた。

実際見てみたらそんなストーリーなんて冒頭の冒頭の冒頭に過ぎなくて想像もしないストーリーと結末が待っていたけれど。メサイアはいつもそうなので何が起こっても受け入れる覚悟を持って劇場に行かなければいけないのだけど!!

 

でも今回の月詠乃刻は、シリーズの中でも初めて、メインキャストがサクラ候補生ではなく、前作で候補生を卒業しサクラとなった加々美であり、そして加々美のメサイアである有賀は出演せずという、ストーリーが想像もできない配役だった。

前回正式にメサイアを組むことになったばかりの2組のサクラ候補生の卒業ミッションとしては早いし、メサイアとしての絆を深めたりする話なんだなきっと…などと気の抜けた考えでいた。

 

事前の情報で明かされていたのは、キービジュアルからもわかるように、そしてコピーである「生きる 死ぬ たった一人の神になる」からも感じ取れるように、宗教団体が絡んでくる話だということ。

そして今のメサイアで「宗教団体」というと、宗教団体を抜けようとして信者に一度殺された柚木と、その宗教団体の御神体だったもののこちらも信者に滅多刺しにされて殺された御池のことが思い浮かぶ。

 

柚木は御池が御神体であったことを知らない。そして知らないことを知っている御池はいつも苦しんでいる。自由奔放に見せてるくせして、一番苦しんでいるところは出さない。そんなんだから初登場時から映画(極夜)を含めても2人はずっとうまくいかない。メサイアとなった2人がそのわだかまりを分かち合い、本当のメサイアになっていく。そんな話だと思ってた。

 

メサイアは、互いの唯一のメサイア…つまり救い人、救世主。何も持たない、死んでも誰も泣いてくれない、そんな自分の唯一の持ち物であるメサイア

前回公演固い絆で結ばれ卒業した加々美・有賀のメサイアのように、それぞれの過去を乗り越えて悲しみを分け合い、一度死んだ者たちが、もう一度、誰かのために生きる。だから御池は新たな神として、何か形を変えて、柚木のために生きるのかと思っていた。あんなに殺されたがっていた御池がきっと生きていく何かを得るんだと。

 

と、予想していて、確かにそんな話だった。

御池は絶対に生きなきゃいけない理由を得た。もう二度と「殺してほしい」なんて言わないと思う。

 

でも!!でも!!!!

メサイアを失うなんて思わなかった。

(↑書かないと感想にならないんだけどどうしてもできる限り書きたくなくて白文字にした…よかったら反転してね…)

 

もう何回も味わってるのに何回でも耐えられない。翡翠で平和ボケした頭を鋼で殴られたように、深紅でメサイアとは何かを再確認してたらまた暁では刺すような痛みをもらい、悠久でまた絶望と希望をもらい…

メサイアは何も持ってない男たちの話。失い続ける中で唯一の持ち物、メサイアとの絆の話。(と私は思ってる…)

失うことが前提だってわかってるけど、何度食らっても慣れないんだろうな~~

 

冒頭に書いた、私の好きな「サクラの鉄の掟を読み上げるシーン」。今回は説明的要素の後にも再び読み上げられる。覚えてる限り一番つらかったシーンは鋼で間宮と有賀が向かい合っていたあのとき。そう、今回もあのときと同じくらいつらい場面で読み上げられることになる。ウワ~ン

 

よかったね、最後に名前で呼んであげられて。そんな簡単なこと、さっさとやっといた方がいいよって、悠久のときに何度も思った。そうして有賀と加々美は固い絆で結ばれたわけだけど。御池と柚木はもっと早くそうしてたら、はあ、どうなってたのかな、たらればですな…

 

サクラとして必要なものは「絶対的な絶望」。立ち直れないほどの絶望を味わったものだけがもう一度命をもらい、サクラとして生きる権利を持つ。

あのときの御池にはまだサクラとして散る覚悟を持てるほどの絶望が足りなかったのかな~…

一番大事なもの、御池にとっての神様を失ってしまって、大きな絶望を背負った御池がどうなっていくのか…死にたがりマン御池が、次に入ってくるサクラ候補生に対して、鋼ノ章以降の有賀のようにサクラとは、メサイアとは何かを教えてくれるんだろうか。

本当にこれからも楽しみで仕方ない作品です。

 

 

どうしても柚木と御池の話ばかりになってしまうけど、アイデンティティに傷を負った小暮、そして元メサイアと会ってしまった雛森もどうなっていくのか。

死にたがる小暮に「死なせない、メサイアだから」と言う雛森…はあ…それが…メサイア

(任務に失敗したサクラは消されるはずだけど相変わらずセキュリティガバガバのチャーチやな!ガハハ!)

(そしてみんなすぐ死にたがる~せっかくもらった命大事にして~)

雛森のセリフは雰囲気覚えです。違ってたらごめんなさい)

 

 

コミックス版の話で恐縮なんですけど、03 SOMAで、柊介が颯真に言う

「どうして知らないでいられると思うんだ?」

「お前のことなのに」

っていうセリフがもう、メサイアのすべて、最&高、ありがとう!!!って感じのシーンなんですが、雛森が言う言葉はこれを思い出しました。

 

↓ちなみにここから読めるよ…無料だよ…

comic.pixiv.net

 

 

クッッッッソ邪推なんですけど、柚木役山沖さんが事務所退社されたそうで、彼が出てた別のシリーズもの舞台も完結してしまっていたので、今後のメサイアに関わってもらうことはもうないのかな~とちょっと寂しくなってしまいました、、

 

あと真修くん、お昼の番組でもうずっと見てるけど実は役者としての彼は初めてで、すごくよかった…もっとメサイアの世界観で見たかったな~~~

あと三原くんも声が通っててよかったなあ~~~!!

 

そして村上幸平さん…舞台で見るのはすっごく久々だったけど、本当にありがとうございました…急遽の代役とは思えないほどの完成度で、カーテンコールの拍手の大きさがそれを物語ってた。本当に素晴らしかったです。

 

てっちゃんととーや!次はもっと見せて~!!

 

 もう本当に支離滅裂になっちゃったけど、公演前に思ってたこと、公演中に考えたこと、公演後に思ったこと、これからのこと、全部吐き出せたからよかったです…ありがとう…

 

 

※ネタバレここまでで終わり※

 

 

「でも今更シリーズものにハマれないよな~」って思ってるあなたへ

 

どうしても各公演1回しか見れてないので、心情の変化だったり細かい伏線回収まで確認できないのがもどかしい!

 

そんな私とあなたに朗報です、今Gyaoメサイアが見れるぞー!!

 

最新作の「月詠乃刻」、

前回の「悠久乃刻」(加々美・有賀の卒業公演、雛森が初登場)

更にその前の「暁乃刻」(悠里・白崎の卒業公演、柚木・御池・小暮が初登場)

が期間限定で配信されているのである~!

(つまりメサイアプロジェクトとなって以降の作品が全て見れる)

 

gyao.yahoo.co.jp

 

加えて映画のメサイア外伝「極夜」も配信されています。

時間軸は暁乃刻の前後。CLIE制作だった深紅ノ章(映画)までの内容を総括するような作品で、これを見ればメサイアプロジェクトシリーズにすんなり入れるはず!

初期メン三栖・周の最後の話だけど、柚木・御池・小暮も出るぞい!

 

streaming.yahoo.co.jp

  

 

本当は銅ノ章から全部見てほしいけど舞台作品のDVDは後から手に入れることがなかなか難しく、金銭的にも厳しいものがあるけど、ひとまず映画1作品と舞台3作品見てもらえれば余裕でハマれる!

 

ていうかむしろ過去作品とか見なくてもメサイアは楽しめる!

確かにシリーズものだけど、私も途中から入ったし、途中から入ってそのまま進んでも、戻って過去作品見ても、たぶん同じように楽しめる。

(でも鋼は見てほしいな…)

 

「って言っても公演終わったばっかじゃん~」って方、朗報です!

 次回作も決定している!

2018年秋公開の映画「メサイア幻夜乃刻―」です!

絶賛撮影中!!

 

 

 

■「秋まで待てねーよ !」

Gyaoの配信見てください

 

■「そんなにお金ないしな…」

→コミカライズ作品、「メサイア CODE EDGE」を読んでください

※CODE EGDE1巻は、銅ノ章~翡翠ノ章で活躍する司馬柊介・五条颯真・海棠鋭利・御津見珀のお話だけど、今のメサイアにも続く設定とか世界観がわかりやすいのでオススメ!鋭利と珀は極夜にも出てくるぞ!

 

 

■「うーんハマるかわかんないしなあ…700円近く出すのもちょっと…」

→コミカライズ版は一部無料で読めます

comic.pixiv.net

※無料で読めるのは01EIRI、03SOMAだけの模様。(2018.5.21現在)

 

 

■「コミカライズ版、昔のメンバーじゃん!」

→「番外編 新キャラ紹介マンガ」はなんと月詠キャラの紹介マンガだー!!

comic.pixiv.net

 

 

とりあえず無料で読めるコミカライズは読んでください…みんなが読んでくれたら…続編が出るので…ぜひ…

 

あと見る順番とかわからなければ、検索すればまとめてくださってるマメな神様(ファンの方)がいらっしゃるので、そちらも参考にしていただければ…

 

おいでよメサイアの森…

 

 

 

終わりに

なんだか観劇メモをしたかっただけなのに、あまりに思い入れが強くて好きな作品なので熱が入ってしまった…

感想っていうか途中からダイマになってたし…

 

メサイアの稽古場は、アクションなどの肉体的つらさ、ストーリーの精神的つらさから若手俳優界で「道場」って呼ばれてるらしい。(これめっちゃ好きな話)

 

今回も怪我で降板されたキャストがいたりして、大変だったと思う。

でもまた映画を作ってくれることに感謝をし、その分またファンを増やしたいと思って書きました…

 

私も途中からハマったので間違ってることも書いてるかもしれませんが(教えてください)、先ほど書いた通り丁寧にまとめてくださってる方のまとめや説明を読んでこんなにどっぷりハマれました。

もしこれ読んで一人でもメサイア好きになってくれる人がいたら、興味持ってくれるだけでもいいから、そんな人が増えたらな~って思います!

めっちゃつらいから頑張って

 

 

ウッ6000文字オーバーした。

でもやっと書けた。やっとやっと他の人の感想も見に行ける!

 

 

読んでくれた方ありがとうございました~!!

 (ダイマ部分だけ切り取って改めて別ブログにしようかな、どうしようかな)

 

 

peing.net(間違ってるとこあったらこっそり教えてください…)