死ぬ瞬間まで推してたい

死ぬ瞬間まで推してたい

オタク女がオタク女について考えるブログ

2.5次元舞台俳優 と ストレートに出てもらいたいファン

追記

2.5であってもストレートはストレート、ミュージカルはミュージカルと分かれるのは重々承知だと文中にも書いてますが、何故か間違ってる!という意見をよく目にするので文頭に書きます…2.5じゃない舞台をストレートと呼ぶ2.5ファンがいるのでご承知おきください…

 

 

前のエントリーにも書いたけど2月が終わる…

 

エントリーが空いた時間フラスタ作ってたわけじゃなくて、あんさんぶるスターズ!オン・ステージ、通称あんステに通い、あんステが終わった後激しいあんステロスに襲われ、気づいたら2月が…

今回の公演はチケット取りがあまりに大変で、いざ行ってみたら神席で最高に楽しかったから、その分反動が激しくて行こうと思ってた別舞台に行かないなどという放心状態。

その代わりめっちゃ仕事した、仕事をして金を稼ぐしか、次のあんステまでやることがないのだ…

 

 

 

とまあそんな感じで私は2.5次元舞台*1が好きです。

それに出演する、「2.5次元俳優」と呼ばれる俳優も好き。

逆に2.5次元舞台を悪く言う俳優は嫌い。(なんかそんな話題が少し前にあったので言ってみた)

2.5次元舞台を否定する発言を2.5次元舞台のファンにわざわざ伝えてくる人も苦手です。否定するのは勝手だけど。

 

2.5次元が好きなので原作が好きだったら推しが出てなくても見に行くし、推しがいれば知らない原作でも勉強したりしなかったりで見に行くこともある。

 

 

でもそのたびにぶち当たる「推しのストレートプレイ*2も見たい」というジレンマ。

 

私はもともと2.5次元舞台の総本山、テニミュはハマらなかった。

でもペダステに大いにハマった。本当にハマった…。あの頃は毎日が楽しくていろんな俳優のTwitterアメブロもアメスタも見境なく見てた。

きっと今より体力があって精神も元気で気持ちも若くて仕事も楽で時間があったんだと思う。(うらやましいなー)

逆に身の丈に合ってない追いかけ方をしていた気もするけど。

 

そこで初めて「推し」と言える人に出会う。本当に素敵な人だった。今でも大好きです。

はい、最近ありがちなオタクです。「好きなキャラを演じていた俳優をそのまま推す」という入りです。

ただ一緒にして欲しくないのは私は彼に(推しに)好きなキャラを重ねてはいないし同一視したこともないです。

この行為だけは苦手なので私はそうしたくない。推しの個人イベントにそのキャラのグッズ持ってきたり、ね。まあそれはまた別の話。

 

ペダステで2.5次元舞台の楽しさを知った私は、彼が出るいろんな舞台を見に行った。

彼を応援するようになった直後に見に行った舞台はストレートだった。小さな劇場で運良く3列目の席、「舞台」というものの面白さを叩き込まれるには十分な距離と脚本で今度は「舞台」そのものにハマった。

またその翌月出演作があって、今度はストレートだけどコントに近かった。アドリブが多く、既存のキャラクターを演じている彼ではなく素の彼に近い役を見れてとても楽しかったのを覚えている。

 

と運良く2.5次元にハマった以降も、2.5次元始まりで応援した俳優をストレートで見る機会が続けてあって、彼自身を応援しようという気持ちもこの期間に起こったんだと思う。

 

が、しかし、その後なんと5作品続けて2.5舞台が続く!!!

 

 1作目。前述のコント舞台の翌月だった。原作は全く知らない作品だったけど見に行った。ペダステ以外は初めて見る2.5次元作品だったから、逆に新鮮だった。

話も面白かったし推しもほぼ主役だった。とても楽しかった。

 

2作目。ペダステ。もちろん見に行ったし複数回公演入るだけでもとどまらず、遠征もした。原作で好きなシーンをやったし、最高に楽しかった。

 

3作目。彼は主演だった。これまで彼が座長を務める作品はまだ見てなかったのでもちろん行った。

原作を知らない舞台だったけど、その作品の初めてのシリーズだったこともあり慌てて原作のゲームをプレイしてから観劇した。

 

4作目。超人気ゲームの舞台化作品。ただ残念ながら私は未プレイ、アニメ化されたものも未視聴。しかも舞台化自体がもう数回されていて、彼も数作目の出演だった。

これは行かなかった。行こうと思えばいくらでも行けたけど多分その時お金がないって言い訳した気がした。

 

なぜなら彼は私が初めて見たストレートプレイから、ほぼ毎月、少し空いたとしても1.5ヶ月ペースで舞台を踏んでいて、毎回複数公演通って物販も全て手を出して…別に「お金をかけている」というほどではなかったけれども、多分ちょっと疲れてた。

一つの舞台があるたびに共演者をフォローし直して(推しの画像を見逃さないように)、原作を勉強して、お金と休みを工面して…プライベートでも仕事が大詰めで時間的な余裕もなかった。

今思うと何言ってんだ甘ぇよオタクなら死ぬ気でやれよって思いますけど。

 

5作目。超人気アニメの舞台化。これは行った。何故なら仕事を辞めたからである。

もう精神的にも物理的にも開放されてやりたい放題、最高です!

これもシリーズ作品で2回目の舞台化で初演未見、原作は知らなかったけど、暇だったので原作を見てから観劇した。作品もとても良かった!

 

 

…とまあ色々なことがあって、彼を推してから11ヶ月が経過。

 

ついにそのときが来ました。10ヶ月ぶりのストレートプレイの舞台。しかも主演。

なんて言っていいかわからないですけど、どストレートというか、役名は「普通の名前」を与えられて、キービジュアルも彼のままの姿で、服装も普通で、喋り方も普通で…ってもうこの時点で感覚狂ってるんですけど

すごい楽しみにして全公演のチケットを買った。いわゆる全通。

もうとにかく楽しみで周りの友人にも自慢しまくった。「推しがついに!ストレートに!!」って…

 

で、まあ、結論から言うと、そして誤解を恐れず言葉を選ばず言うとクソみたいな舞台だった。

推しが出演していて、そして誰かの熱意や努力で作られたものを貶すことは嫌いなんだけど、それでも我慢できないくらい残念だった。

 

推しの5作連続2.5舞台の間、実は別の推しのストレートをたくさん見に行っていて、いわゆる東宝系(チケットが高い。有名なミュージカル俳優とかが出る)も行ったし目が肥えたのか??と思ったけど、周りの同担も否定的な意見が多くて。

 

よくわからん制作会社のよくわからん脚本家と演出家、そしてヒロインがほぼ初舞台?かなんかで噛みまくりの声全然通らないし、そのヒロイン目当ての男性ファンの体臭がきついしロビーでうるさいし…みたいな作品そのもの以外のところでもげんなり。

 

2.5で疲れてしまっていた心が更に疲れてしまって担降りも考えたけど、まあ単純ですよね、そのあとにペダステがあったんですよ!!

手のひら返しで「ああ…好き…」と元気を取り戻しました。

 

その後も彼は、現在進行形でたくさんの2.5作品に出演してる。本当にすごい。

「推し」なんだからどんな作品に出ても応援すべき、という意見もあるかもしれないけど、私はやっぱり自分が疲れない程度に推してたい。

2.5舞台は大きな制作会社がかかわっているし、とてもお金をかけて作られてる。その安心感はやっぱりある。

 

 

ストレートが見たい!!なんて文句を言っていた私でも、やっぱり推しが元気で素敵な作品で素敵な役を与えられて、それで私自身が少しでも楽しめる作品なのであれば、2.5だろうがなんだろうが足を運びたいなあと思った話でした。

 

 

いやーエーステ*3たのしみだなー!!!

 

 

*1:アニメ漫画ゲームなどを舞台化した作品のこと。2次元のキャラクターを3次元の俳優が演じることから、2.5次元と呼ぶ

*2:一般的にはミュージカルに対して台詞に音楽を当てない演劇のことを指しますが、2.5界隈では「2.5ではない舞台作品」のことを指すことが多く、更にはミュージカルであっても2.5ではない場合にも「ストレート」と呼ぶファンもいます。

*3:A3!の舞台化