死ぬ瞬間まで推してたい

死ぬ瞬間まで推してたい

オタク女がオタク女について考えるブログ

ぼやっと考えるガチ恋(追記した)

8月どころか9月の家計簿もつけてねえ。オワタ〜

 

ガチ恋って今までなったことなかったけど、そもそもガチ恋って簡単に言うけど明確なボーダーなんてなくて、すごくグレーゾーンの多い言葉だなと思った。

ので、ガチ恋になったことない(自称)・ガチ恋肯定派の自分のために明文化しておきたくてぼんやり考えてみます。あと友達から言われたことが目から鱗だったのでそれについても。

私の広くない視野で見聞きしただけの話で、これが一般的というわけではないのでお気をつけくださいね。

やまなしおちなしいみなしです。

 

 

 

・そもそもガチ恋って言葉

ここではりあこも同義とするとして、とにかく対象者に本気(ガチ)で恋心を抱くことがガチ恋であることは間違い無いけど。本気度についてはかなり濃淡がある気がする。

もともとドルオタが使ってたガチ恋って言葉がいろんなジャンルで浸透したことにより、2次元界隈の人がよく言うようになった気がする。

でも2次元のガチ恋っていわゆる「夢女」と同義だと思ってるんですけど(違う解釈の人いたらごめん)、夢女と、3次元のガチ恋ってかなりジャンルが違ってくるのでは…?と思うけど、だからこそ濃度の違うガチ恋が生まれた気もする。

夢女もガチで恋してる層と、「もし私がこの作品の中の住人で、ここで恋愛するなら●●くんだな〜」程度の人もいる。と思う。もちろん若手俳優ガチ恋層も両方いると思う。

別にどっちがいいとか悪いじゃなくて、でもこの2つって分かり合えなさそう…

コミケあたりでこの歴史を掘り下げた本出して欲しい…

 

 

・「ふつうの人は架空の人物との恋愛なんて夢見ないよ」

夢女の話をしていたときの友達の言葉。(友達はアイドルガチ恋・物心ついたときから夢女)

生まれてこのかたふつうだったことがないのでわからないんですが、ふつうの人は芸能人だったりに恋愛感情抱かないんだって。

少女漫画の素敵な男の子にだって大抵「私ではない相手」がいるし、少年漫画なんて人物の恋愛観とかの深掘りもないのに余白を想像してさらにそこに入り込むなんてしないよ。「ふつう」は。

と言われました。うーん…確かにそういう人もいるだろうし、そういう人からするとガチ恋とか夢女って不思議な感覚なんだろうな…とは思う。

「架空の人じゃなくて、芸能人とか見て、●●くんが彼氏だったらいいな〜って妄想するのもふつうじゃないのかな?」って聞いたら、「国民の彼氏*1という存在もいることだし、それはよくあるんだと思う。でも実際にそれができると(恋愛が成就すると)、1%でも可能性があると思ってることがふつうじゃない」って言われた。 友達は「自分がおかしいとわかっててやめられない」んだってさ。

 

ガチ恋ってふつうじゃないの?

いやだからもう、ふつうってなに…?

 

 

ガチ恋のパターンを思いつくだけ書き出してみる

本気でお付き合いしたいと思っている人

└ファンの人

 └同担拒否の人

 └同担拒否じゃない人

 └認知されたい・されている人(ファンとして)

 └認知されたい・されている人(ファン以外として)

 └認知されたくない人(ファンとして)

  └実は彼氏がいる人

  └実際に行動に移している人

  └思ってはいるけど行動までしない人・運命を待つ人

└ファンじゃない人

 

妄想の中ではお付き合いしたいと思ってる人

└行動には移さないけどおつきあいできたときのことをたくさん想像してしまう人

└そもそも芸能人と付き合うなんて考えられない人

 

お付き合いできないと理解しているけど他の女とはお付き合いしてほしくない人

 

 

他にどんな人がいるのかな。

ガチ恋はみんな同担拒否ですって断言してるブログ読んだんだけど、友達は同担拒否じゃない(けど彼とお付き合いするのは自分だと思っている)から本当に色んなパターンがあるんだと思う。

色んなパターンがありすぎて細分化して説明するの面倒だから、ガチ恋は過激で厄介、みたいな偏った目で見られてるのかもね。

私からするとみんな恋する女の子、くらいです。(もちろん男の子もいる)

 

 

・「独占欲を出した時点でもうただのファンじゃいられなくなってる」

そ、それな〜!

ガチ恋だろうがガチ恋じゃなかろうが、TOだろうが茶の間だろうが、認知されようがされまいが、「彼(彼女)に私だけのファンサをしてほしい、私のことを好きになってほしい、私信がほしい、みたいな、私だけのあなたでいてほしいと思ったらファンとして終わり」って言われました。

私もオタクなのでガチ恋じゃなくても正直認知されたいしファンサほしいし私信ほしい。(今の推しに対してじゃないけど)ほしいと思うのが当たり前だと思ってたけど、それだけを求めるようになったらもうファンじゃないなって自分で思うようにしてる。

なんか言い方が難しいけど、「お客様は神様だって言っていいのは従業員側であって、その権利を客が振り回すな」的なことだと思うんだけど、「独占欲だしたら終わりだって思うのは自分であって、それを他人には言われたくないし他人には言わない」ってかんじ。

私も私だけの推しでいたらどれだけいいかって思うけど実際は私ひとりで応援できるほど財力もやる気もないし、色んなファンの人(同担)がいるからこそ推しが輝いてるってわかってる。でもファンサとかほしいじゃん。その気持ちを他人には否定されたくないなって思う。から、他人のガチ恋とか過剰なファンサ厨とかも否定はしない(嫌な気持ちになることはある)

 

友達も私を正してたわけじゃなく、自分自身に言ってたんだと思う。「自分がほしいものは、大体同担もほしがってる」って言ってた。(すごいグッときた言葉だった)

この間(超ボカすけど)すっごい引きの強いアイテム持ってコンサート行ったんだって、1列目ドセンだったし絶対推しは見てたはずなのに一度もファンサもらえなくて病んだ話を聞いた。でも他の日、同じく1列目の人がずっと推しのグッズでアピってたのにそれにもファンサしてなかったのを見たとき、ああ好きだなって思ったんだって。わかりみ〜

 

 

・疑問:ガチ恋苦手な人っているのかな

ここまで書いといてアレなんですけど、友達に「ふつうじゃない」って言われてしまった以上、やっぱりガチ恋という行為や存在が苦手な人もいるんですかね。

ガチ恋エントリが多いのであまり否定的な意見を見ないのですが、もし嫌だった人ごめんなさい。

私は肯定派なんですけど周りがあんまりガチ恋をオープンにしない人ばっかりだったので(一般的にもリアルな場では隠すものなのかな)あんまり事情がわからず想像してみた。

今まであんまり読まなかったけど、ガチ恋まわりのエントリ読んでみよーっと。

 

なんかやっぱりガチ恋って聞くとちょっと身構えちゃうことあるし(私も)、ガチ恋の子が過激じゃないし厄介じゃないよってわかってもらえたらいいのにね。

り●子が影響大きすぎたんだろうな。ああいう人もいるんだろうけど。シンジュクのマンションで包丁持って襲いかかってくる女とか…(2次元の話にすな)

 

「恋した相手が推しだっただけ」、みたいな、フランクな感じの世界になるといいですね。

 

 

まじでやまなしおちなしいみなしだけど以上です。

 

 

 

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・追記

読んでいただいた方からマシュマロいただきまして、着地点見えたので追記します。

 

twitterでも書いたんですけど、そもそも「普通」って言葉があんまり好きじゃなくて。

でも友達があまりにも「普通」って使うから、そしてその子が「自分はもう普通じゃない」っていう自虐が入ってるから切なくなった。

もう少し色んなタイプのガチ恋が広まれば楽に生きれるのかなあって思ったことが今回ガチ恋について深く考えるきっかけになりました。

 

ガチ恋ってふつうじゃないの?

いやだからもう、ふつうってなに…?

ぼやっと考えるガチ恋 - 死ぬ瞬間まで推してたい

 

二次元と三次元で「濃度の違うガチ恋」について触れられていましたが、「ガチ恋のパターン」であげられていたように同じ次元でも濃度の違いがあるなと思います。
ガチ恋をオープンにしない人~についても、「濃度の違うガチ恋」がいるからこそ、気軽に言えるオープンな声が増えたのかなと感じます。
ブログに書かれていた「ふつうの人」の感覚が少しでもある人と本気の人とでも、「濃度」が違うんだろうなと思います。

 

友達の言ってた「普通」ってなんか寂しい感じがするなあと思ったけど、マシュマロ投げてくださった方が言う通り「濃度の違う人」のことなんですよね。

ガチ恋という感情が普通なのかとかマジョリティかとかじゃなくて、同じ「好き」っていう感情でもその濃度が違う人がたくさんいて、とにかく色んな人がいるんだよ。ってことに尽きるなあと思います。

 

まあ「色んな人がいるよね」っていう、今更すぎる当たり前のことなんですけど…

 

でも個人的には「濃度の違うガチ恋」がいるからこそ、オープンにできない人もいるのかな〜って思いました。だって自分より濃い人(対象が別の人だとしても)がいたらちょっと引け目感じるじゃないですか…わかんないけど…

 

 

アイドル界隈で言う「ガチ恋口上」は割と有名だと思いますが、あれはパフォーマンスの一種で本気の恋心として使ってる人はほぼいません。

あれが有名になったことでりさこと同じようにガチ恋という言葉が一人歩きして、ライト層から本気の層まで大きな意味を含んだ言葉になってきている印象です。

確かにワードの強さによって一人歩きしちゃいましたよね、それが大きな意味になっちゃったのはありそうです。

 

(私ドルオタなんですけど)ドルオタ界隈でのガチ恋って、パフォーマンスも含め本当に推しに恋愛感情持ってる人が使ってるのって減りましたよね。「ガチ恋というコンテンツ」を楽しんでる的な、言うなれば薄い感情の人が増えたことで言葉の本来の意味も薄くなった気がします。

(女性アイドルに対して恋愛感情を抱く男オタが、男性俳優に対して恋愛感情を抱く女性ファンより少ないだけかもしれないね)

 

2次元や「本当に付き合いたいとまでは思ってない」人がガチ恋って言葉を多用することで色んなタイプのガチ恋勢が出てきて、濃淡(投稿者さんで言うライト層から本気の層)が広くなったのかもしれないですね。

 

濃い人からすると薄い人が腹立たしく感じることもあるのかもしれないけど、まあ人それぞれなので…

 

 

長くなっちゃったんですがぼやっと考えてたことがくっきりしてきたので感謝です〜

そのわりに語彙力とまとめる力がなくてうまく文章に落とせないのがもどかしい。

 

着地点としては「好きっていう感情や価値観に『ふつう』って基準を入れる必要がない」ってことでした。あたりまえ体操

 

 

 

(今読み返してみたら、「気がする」と「思う」を使いまくってるあたりが、探り探り感伝わる)

*1:竹●涼●さん